農地に支柱を立て、上部の空間に太陽光パネル等の発電設備を設置し、営農と発電事行を同時に行うシステムです。通常、作物が生育するときに一定以上の太陽光は光合成に利用されません(これを光飽和点と言います)。
一定以上の太陽光は作物にとってストレスとなるため、パネルによる影は生育に影響を与えません。また、作物に影響を与えていた雨風を遮ることができるという点で、より効率的な営農が可能となっています。
土地には使用目的が限定される「地目」制度が存在します。例えば住宅を建てる為の「宅地」、学校を建てる為の学校用地など、他にも田、畑、山林、原野、鉄道用地などがあります。太陽光発電は「地目」が「農地」の土地には設置できないことになっています。そこで耕作放棄地や有休農地を別の「地目」に変更する「農地転用」という制度を利用し、太陽光発電所を設置することで土地の有効活用が可能となります。